指先が箱の端にかかるので、つかまり立ちできない子どもでも一人で立てます。
這っていた子供にとって、立って遊べるということは想像以上の喜びのようです。
初日はやっと立っていた有香ですが、わずか数日で両手を上げたり、拍手をしたり、音楽に合わせて屈伸までするようになりました。
箱がすべって上半身と下半身のバランスが崩れた時、ぶるぶる震える足で生まれて初めての一歩を踏み出しました。
保健師さんが、「歩くのが遅いお子さんにも、肢体不自由などのハンデのあるお子さんにも良いと思う」と仰いました。
同サイズの段ボール箱 4個
※手をまっすぐに伸ばして、指先が箱の端にかかるぐらい
大きめの段ボール(底用)
生地
両面テープ ガムテープ ボンド など
【段ボール2箱】
①詰物をして補強
②蓋を閉じてガムテープで固定
【残りの段ボール2箱】
③向かい合わせて、写真のように蓋同士をガムテープで貼る
④❷の蓋を閉じた段ボールを❸に両面テープかボンドで貼る
※こうすることで箱と箱の継ぎ目が丈夫になります。
4箱を貼り合わせた状態。
ダンボール4箱のうち2箱は詰物をして蓋を閉じてありますが、2箱は空洞です。この空間があるため子供は箱の中で座ることもできるし、手をつなげば足踏みをさせることもできます。
⑤大き目の段ボールを切って底を作る(中心を四角に切り抜く)
⑥底に箱を固定させるための物を4か所に貼る(下の写真参照)
※底をつけることによって滑りが良くなります。また、箱の形が安定します。
子どもは舐めるし、綺麗な物を好むので、布を両面テープで貼りました。
私はカーテン生地を利用しました。厚みがあるので丈夫で貼りやすいからです。
畳んだ状態。後ろに立てかけてあるのは❺で作った底です。
ちょうど手が箱の端をつかめることがポイントです。
音楽に合わせてからだを揺らせたり、両手を上げたり、立って遊ぶことができます。
歩く練習もしやすくなります。
歩くのが遅いお子さんは、歩行器に頼らない方が良いと聞きます。
この箱の良い所は自分が歩かなければ動かない・・・つまり歩いただけ進めるところです。