先天性の心疾患の術後

≪2012年10月26日・中学部1年生≫


今朝のNHKニュースを見て、少し驚きました。

子供のときに受けた心臓手術が成功し根治したと思っていても、数十年後に再発などで命の危険にさらされるという症例が、最近増えているのだそうです。

 

・先天性心疾患の手術は、たとえ根治手術であっても、手術をしてしまえばその後は何も問題がない、ということではない。

・後遺症もなく元気で暮らしていても、何十年もたってから不整脈や心不全がおこることがわかってきた。

・もともとの病気が再発することもあるし、あらたな病気が出現することもある。

・手術でできた心臓のキズ(心房切開・心室切開)が原因になることもある。

・一部の疾患を除くと小児期の心疾患は一生涯定期的な経過観察が必要。

・症状が出現してからでは遅いかもしれない。元気だからと放置してはいけない。

・手術をしたのは小児科。大人になってから診てもらうのは循環器内科。この二つの科の連携が出来る病院はまだ少ない。

 

 

有香の場合は、心室中隔欠損の術後10年以上経過してから不整脈が見つかりました。

神戸のこども病院では、同病院で手術をした患者に関しては成人後も経過観察を続けてくださるそうです。全国のこども病院が同じ対応かどうかは分かりません。