就学時のクラス選択について

2011年9月16日・小学校6年生

時々、就学に関してのメールを頂きます。
私には「普通クラスが良い」「支援クラスが良い」などと、他の人の進路を決めることは出来ません。ただ、私の経験をお伝えすることは出来ます。


【年長の9月・厳しく感じた校長先生のお言葉】
地域の小学校に父親・母親・有香の3人で伺いました。  
その時、校長先生から、とても厳しいお言葉を頂きました。


「小学校はお遊戯をするところではない。勉強をするところです」


当時、とても厳しく受け止めた言葉ですが、6年生の現在、もっともなお言葉であったと受け止めています。

小学校は勉強をする場です。
学習の保障がしてあげられないなら、普通クラスを選択するのは難しいと思います。
この場合の学習の保障とは、人それぞれです。


【安藤忠先生のお言葉】
いつだったか、安藤先生が仰いました。


「支援クラスは、健常児が一人もいないと分かって行く所」

 

もっともなご意見と思います。支援クラスに入れさえすれば、安全かつ十分な支援が受けられるとは限りません。


【普通クラスで過ごした6年生の一学期までのこと】
お友達のようにはいかないけれど、お友達の中でもまれながら、お友だちと関りながら、頑張りました。頑張ってもどうにもならない時には苦しさや辛さも味わいました。でも、努力を重ね、必死についていこうと頑張りました。


【支援クラスで過ごすようになった6年生の二学期からのこと】
ボランティア(私設ボランティアの女子大生)さんが、有香のあまりの変化に驚かれました。
ちゃんとしなくても、我慢しなくても、周囲に許されます。

大人も子供も誰でも、やすきに流されます。
許された環境の中で、自分を律してゆく難しさを感じます。


【今思うこと】
夏休みに従姉妹に会ったときの会話です。
従姉妹「今も普通クラスにいるの?」
母親「普通クラスに在籍しているけど、少ししんどくなったので、Kという支援学級を利用させてもらってる」
有香「Kってな、勉強ができない子が行くところ」

 

有香の場合、普通クラスだけで過ごすことにはもう限界が来ていたので、支援クラスを利用させてもらえるようになり良かったと思っています。
ただ、あくまでも有香の場合ですが、最初から支援クラスに入れていたら、

『自分ひとり勝手なことは出来ない』

『結果に関らずに努力する』

というようなことを経験できなかっただろうと思います。
あくまでも、有香の場合です。