時計を読むのに必要な力

≪2011年8月8日・小学校6年生

最近、時計が読めるようになり、大切なのは国語力と、足し算・引き算の力だと、つくづく思います。

 

まだ、○時まであと何時間何分…などについては曖昧です。また、時間の長さを理解することもとても難しいです。

あと3時間と分かっても、3時間の長さが把握できないので、1時間目から3時間目が終わるぐらいの長さ…などと、説明しなければなりません。

 

少し前、障害児専門の学習塾での時計の学習の様子を端で見ていたら、こんなことがあり驚きました。
…針が10を指す時計を見せながら
先生「今、10時(00分)です。10時を1分過ぎたら何時何分ですか?」
有香「10時2分」

 

10時00分から1分過ぎたら10時1分ですが、有香は『1分を過ぎるから2分』と思ったようです。
先生が、『1分過ぎる=1分経つ』ということを丁寧に説明し、秒針が一周するのを凝視させて、これが1分と教えていました。

 

3年生の頃、自宅で、時計を読む練習をすごくさせ、泣かせたことがあります。

毎日練習をさせて教え込めば、その時は読めるようになりますが、練習をしない日が続くと忘れます。忘れるのは、理解したわけではなく、丸暗記しただけだからです。
今から思えば、二桁の数字の理解が乏しく、暗算が出来ない時期に教え込んで、無駄な時間と労力を使ったなぁ~と思います。

 

不思議なことですが、29の次(29+1)が30と分かっても、30の一つ前(30-1)が29とは分かりづらいようです。また、29の次が30ではなく40になったりもします。
60までの数字の並びを理解し、二桁の足し算・引き算が自由自在に出来て初めて、時計本来の使い方が出来るようになるそうです。

時計分かれば、時間の管理が出来、自立への大きな一歩となるそうです。