経験して分かったこと(不意打ち)

≪2013年1月5日≫
私の前を通り過ぎたダウン症児(小学生)が、踵を返し私の方に歩いてきました。
何だろう?と思った次の瞬間、私の眼鏡が飛んでいきました。
一瞬のできごとで呆然としました。

 

支援学校に入学当初、不意打ちにあうことが多かった有香に対して
「やられそうになったら『やめて』と言いなさい」

と何回も言ってきましたが、それが出来ない理由がはじめて分かりました。

 

後日、友人から「ダウン症児(中学生)にいきなり髪をつかまれ驚いた」と聞きました。
すごく強い力だったそうで、指を開かせるのに、第三者(成人)の力が必要だったそうです。
その友人も「咄嗟のことは避けられない」と言っていました。


≪2013年2月1日≫
同じダウン症児(小学生)がふいに私の前に現れました。
気が付いたら、私はその子の両腕を結構な力で握っていました。どうやって腕を握ったのかは思い出せないのですが、とにかく、私の眼鏡をとろうと伸ばした両手を力強く握っていました。
一度経験しているので、反射的に体が反応したのです。

 

幼児期に母子教室で、「髪をつかむなど、悪いことをするお友だちには反応を示さないようにしましょう」と習いました。大きく反応すると、面白がってエスカレートするからです。
しかし…、経験してみて、これも難しいと分かりました。