≪2009年6月6日・小学校4年生≫
5月20日から書き始めた詩で詩集を作りました。
校長先生と担任の先生に一冊ずつお渡ししようと思い有香に持たせました。
…下校後
「今日はリレーで勝った!」
「皆が私の方を向いて『有香ちゃん早くなったねぇ~』と言ってくれた!」
と、とても喜んで話してくれました。
また、連絡帳に「とても素敵な詩集ですね。学級文庫に置こうと思います」と書いてありました。
有香は自分の詩を毎日教室の掲示板に貼ってもらうことと、詩集を学級文庫に置いてもらうことをとても喜んでいました。
2年生・3年生と、皆のように出来ない自分に悔し涙を流す日がありました。
母親の私にもどうしてあげることも出来ず、切ない時がありました。
4年生になった今、3年生の時より楽しいと言います。
詩を掲示してもらえることが大きな自信に繋がったように思います。
このことがあり、北村先生の言葉(内部リンク:共に学ぶ、共に生きる
)を思い出しました。
『自信はみんなの中でつけるもの!』
今、本当にそうだなぁ~と思います。
《北村先生》
障がい児学級とか、特定のところで自信がついたって、世間には通用しませんよね。
自信はみんなの中でつかないと、自信ではないですよね。
(略)
養護学校の学習指導要領を見ると、自立、自立と書いてあります。
本人を鍛えることによって自立するみたいなことが書いてあるのですが、いくら何ができても、周りとの関係がなければ自立はできないわけです。
障がい者の自立というのは、健常者との付き合い方の問題で、その事を抜きにして本人だけのことを考えていたら自信には繋がらないと思います。
周りとどう関わるか、関わる人を増やしていく事が自信につながる。