親心の記録


≪2019年5月26日・自立訓練2年目≫

 

親心の記録 公認アンバサダー  藤井奈緒さんの講演会に参加しました。

とても、とても、とても参考になりました。

機会があれば、ご自分で講演会に参加されることをお勧めします。

 

下記の新聞記事に記載されていますが、藤井さんは、

コピーを取って記入し、書類を添付できるバインダーで管理する方法

を推奨されています。

コピーであれば保険証や診察券番号などの転載ミスは起こりません。

バインダー方式にすれば、情報のアップデートが簡単にできます。

講演会を聞いて、『親心の記録』は家族で情報を共有しやすくなるので、エンディングノート以外の活用方法があると知りました。

 

 

「親心の記録」について・お申し込み

日本相続知財センター

https://yukari-tokyo.jp/about-us/parent/oyagokoro-no-kiroku

 

「親心の記録~支援者の方々へ」

「親なきあと」相談室

http://www.oyanakiato.com/news/844.html

 

ラジオ番組

2019/02/10【大阪】今日もおかんは元気やで♪~【第13回】『知っていると知らないでは大違い!障害のある子を育てる親が、“親なきあと”に向けて備えてること』ゲスト Officeニコ 代表 藤井奈緒さん

https://honmaru-radio.com/_public_src/hub.php?QUERY=etyan0013/

 


障害ある子の「親なきあと」に備えを 終活カウンセラーが訴え


019.2.27 11:07産経WEST

 

人生の最期に備える「終活」を、障害がある子供の親にこそ早くから始めてほしい。そんな思いを伝えるために全国を回る母親がいる。大阪府八尾市の上級終活カウンセラー、藤井奈緒さん(45)。長女に重度の知的障害があり、自分が面倒を見られなくなったときのことを「親なきあと」と呼んで準備してきた。ある人との別れと、一冊のノートが活動の原動力。3月1日は北海道でも講演する。

 

 「実体験を交えた話が分かりやすくて、終活への意識が変わった」。1月24日、大阪府吹田市の西山田地区公民館で行われた学習会。小学校の支援学級に子供を通わせる保護者らが藤井さんの講義を聴いて、そんな感想を漏らした。

 

藤井さんの長女、凜さん(15)は生まれつき染色体の一部が欠けている「ソトス症候群」。重い知的障害と両足の障害があり、介助を必要としている。次女の怜(さと)さん(9)には障害がない。

 

 「障害のないきょうだいがいると、周囲は将来、面倒を見てくれるとつい期待してしまう。でも、きょうだいにも自分の人生を全うしてほしいし、過度の負担をかけるべきではない」

 

 そう考えて平成29年7月、障害者の兄弟姉妹たちの集まりに顔を出すと、参加者から一冊のノートを紹介された。一般社団法人日本相続知財センターグループが発行する「親心の記録」。障害のある子供に必要な介助や配慮を、誰にでも分かるように親が書き残しておくもので、一種のエンディングノートだった。

 

 「もっと早くに知っていたら」。藤井さんが悔やんだのは、5カ月前、凜さんと同じ支援学校に知的障害のある息子を通わせていた同い年の女性が、突然死したからだ。家族にも知らないことは多く、慣れない介助で疲労とストレスをためていた。

 

 すぐにノートの普及を手伝いたいと申し出て、自分でも活用。コピーを取って記入し、書類を添付できるバインダーで管理する方法にアレンジした。

 

 以前から、凜さん自身が他人の世話に慣れることも必要だと思い、預ける人に日常生活の注意点を知ってもらえるようにと、自己流で似たようなノートを作っていた。「親の頭の中にあることを、すべて見えるようにしておくことが大切だと痛感していた」という。

 

 ノートを書いて将来の不安が見えてきたら、遺言や信託などの制度について知ることも大切だと考えている。昨年3月には、障害者の事情に詳しい専門家に相談し、親権を使って凜さんの任意後見契約を結んだ。葬儀社で8年働いた経験や、在職中に取った終活関連の資格も「親なきあと」の備えに役立っている。

 

 「親亡きあと」と書かないのは、死別だけでなく加齢や病気でも親の役割を果たせなくなると警鐘を鳴らす意味合いもあるという。障害のある子供は必ず誰かのお世話になって人生を歩む。親が知らなかったことで不利益を被らないように、元気なうちから備えてほしい」。藤井さんはそう願っている。

 

 ■終活カウンセラー 終活に関するさまざまな悩み相談に乗り、専門家につなぐスキルがあるとみなされる民間資格。一般社団法人終活カウンセラー協会が平成23年から認定している。初級、上級、上級インストラクターの3種類があり、31年2月現在で累計1万8千人以上が初級を受講した。同種の資格はほかの一般社団法人や民間企業も設けている。

 

出典 019.2.27 11:07産経WEST