11月に20歳の誕生日を迎えるにあたり、8月半ばに『病歴・就労状況等申告書』を書き始めました。先輩保護者から「書類を書くのは大変」と聞いていましたが、想像以上の大変さでした。
PTA主催の年金講座に3回ほど参加して勉強していましたが、知識として知っているのと、実際に書くのは大違いでした。
講座を受講していなければ、注意点などを知ることが出来なかったので、学習をしていて良かったと思います。
特別児童手当や就学奨励費などは所得制限があります。
しかし、障害年金には保護者の所得は関係ありません。ですが、今度は障害の程度や、医師の診断書などにより【ダウン症者なら必ず受給できる】というわけではありません。
私は『病歴・就労状況等申告書』などの書類を完成させるのに、ひと月以上かかりました。
私が苦労した理由の一つは、小学校から支援学校高等部卒業までの12年間の連絡帳を全て処分済みだったことです。連絡帳があれば、日々の細々したことや、その折々のエピソードを思い出しやすかったと思います。連絡帳などの処分が早すぎました。
また、出産直後から、病院の受診科ごとに通院記録を残しておけば良かったと強く後悔しました。
私の経験から、必要なこと記しておきます。
『病歴・就労状況等申告書』を書くために必要なこと
・誕生直後からの受診記録、入退院の記録をつけておくこと
・乳幼児期、小・中・高時代など、時代ごとの困ったエピソードを記録しておくこと
SNSがある人は、それを頼りに思い出すことができるでしょうが、何の記録もなければ、20年間の受診記録や、折々の困った出来事などを記載するのは不可能に近いと思います。
医師に診断書を書いて頂くときに役立つこと
・心理検査結果報告書をもらっておくこと(内部リンク)
判定の詳細な結果を紙面で提出することにより、その内容(数値)を診断書に記載して頂くことができます。
病院・クリニック、医師 選び
障害年金の受給は書類だけで審査されます。医師による診断書はとても重要です。
良い医師を見つける方法は、何と言っても先輩保護者からの口コミです。
自分で『病歴・就労状況等申告書』を書きたくない場合
❶『病歴・就労状況等申告書』を書いてくれるクリニックを探す(有料)
❷社会保険労務士事務所にお願いする(事務手数料+成果報酬)
プロにお願いする場合でも、記載する内容は伝えなければならないので、記録しておくことは必要です。
『病歴・就労状況等申立書』について
日本年金機構のホームページからダウンロードしてエクセルで記入し、自宅のプリンターで印刷して提出することができます。
A3に印刷できない場合は、A4に印刷して貼り合わせ、継ぎ目二箇所に割印をします。
私が講習を受けた社労士さんは、『パソコンで記入する方が良い』と仰いました。理由は、審査官に読みやすいからです。
私はパソコンで記入しました。何回も何回も書き直したので、あの作業を直筆でとなるとゾッとします。パソコンが使える方はエクセルでの記入をお勧めいたします。
私が参考にしたページ
咲くやこの花相談室
https://sakuya-shougainenkin.com/down-syndrome