第2回日本ダウン症会議 本人発表


≪2019年11月15日・自立訓練2年目≫

有香と二人で午前中に上京しました。本人発表に取り組むことに決めた最大の理由は、元気いっぱいの今を『20歳の記念』として、有香の心に残したかったからです。

 

≪2019年11月16日≫

9時からのリハーサルに間に合うように従姉妹の家を出ました。

万が一に備えて、パワーポイントは3本のUSBに入れて持参しました。

リハーサル時に、「緊張しますか?」とスタッフさんから質問された有香は「緊張しません」と答えていました。

パワーポイントとマイクなどの確認が無事に終わり一安心しました。

 

本番前に私が「少し緊張する」と言ったら、有香から「そういう時にはこうすれば良い」と言いながら、掌に人の字を書いて、飲むように指示されました。

本番は上出来であったと思います。有香は緊張することもなく、堂々と語りました。自宅で母親が操作するパワーポイントと、有香の話すタイミングを合わせる練習を何度も行なった成果もあったと思います。

 

今回の有香を含めて4人の方の本人発表を聞いて、本人が行う啓発の重みを痛感しました。保護者がする啓発とは全く違うと感じました。

夕方の懇親会の舞台がとても楽しかったです。

舞台で踊っても良いとのアナウンスを聞いて、有香も舞台で踊らせて頂きました。

立食パーティーの経験がなかった有香は「立って食べるのはお行儀が悪い」と言い、椅子に座って食べました。

あべけん太さんからインタビューして頂いたり、プロダクションの社長さんに芸能活動をする方法を聞いたり、アナウンサーさんに、どうやってアナウンサーになったのかを質問したり、とても楽しかったようです。

 

最後に、玉井邦夫先生にご挨拶をさせて頂きました。先生のお言葉が心にしみました。

 

1日を通して有香に声をかけてくださった皆様、本当に有り難うございました。

後日頂いたJDSの関係者の皆様からのメールにも感謝で一杯です。有り難うございました。