ぐずぐずして失った時間は保証されない!

大学の先生から聴いたお話


例えば、療育やお稽古ごとの最中に、子供が嫌がり寝転んだとします。

そんな時には、寝転ぶ子供を無理やり起こす必要はないそうです。
声がけをして、自分で気持ちを切り替えるのを待ちます。

10分~20分後に気持ちを切り替えて起き上がった時に、せっかく気分を持ち直したから…と、時間の延長はしません。

大人(先生)は親切のつもりでも、子供は自分のわがままが通ると学習するので、子供のためにならないそうです。

『悪い態度で失った時間は保障されない!』
と分からせることが将来のために大切だそうです。

(ある程度の判断力がついた年長~1年生ぐらいの時期から有効)

 

 

ダウン症児(小学生)にとって時計を読むことはとても難しいことです。
単純に時間を読めるようになっても、例えば
『今、7時20分だから、登校する7時50分までにはあと30分ある。あと10分で朝食を食べて、残りの20分でトイレに行って、髪をゴムでくくって、家を出よう』
というような、時間配分をすることや見通しを立てることは至難の業です。
『時間』という目に見えないものを理解するのがとても難しいのです。

この、『残り時間がない』『時間が減る』ということを視覚的に捉えることが出来る時間管理支援ツールがあります。

このタイムタイマーがあれば、時計が読めなくても、持ち時間が減っていくことを理解できます。