手足の協調運動・移動運動が重要

【医師のお話】

手足の協調運動がドーパミン系ニューロンの発達を促す


小さい時にはずりばいで、左右別々に足を動かす練習をした方が良いそうです。→ ドーパミンがでる
自転車のペダルは、左右の足をばらばらに動かすので良いそうです。→ ドーパミンがでる

とにかく『よく歩くこと』や『水泳』が良いそうです。→ 乳幼児期からの継続した訓練が成人期の筋緊張亢進を防ぐ


ドーパミン
中枢神経系の働きにかかせない神経伝達物質。アドレナリン、ノルアドレナリンとともに生理活性アミンのカテコールアミンとよばれる。ドーパミンはひとつの神経細胞(ニューロン)から隣のニューロンへつたえられ、脳の働きを調節している。ドーパミンが作用するニューロンを、ドーパミン作動性神経という。ドーパミン作動性神経にはドーパミン系という2つの系列がある。1つは中脳の黒質にある細胞体から大脳基底核の線条体にかけての経路、もう1つは中脳の腹側被蓋から前脳基底核の中核側座核あるいは大脳皮質の辺縁系にかけての経路である。主として、前者は運動を、後者は感情の働きに関係している。
ドーパミンは、L–ドーパという前駆体からつくられる。L–ドーパは、肝臓でチロシンというアミノ酸からつくられ、血流にのって脳のニューロンに達し、ここでドーパミンにかえられる。