美憂ちゃんへの告知★REIKOさん

美憂の就学時期から

「お友達と同じにできなくてもいいんだよ。でも頑張ることが大切」

 

 

入学後、一緒に支援級を見学し

「このクラスは美憂のわかるお勉強をしてくれる。でもクラスのお友達と一緒にはこれない」

 

 

2年生か3年生の時に初めてダウン症という言葉を加えました。

「美憂はママのお腹の中にいる時からダウン症というタイプだったの。みんなと同じに早く走ったり縄跳び飛んだりできないのはダウン症だからなんだ。ダウン症は病気じゃないんだよ。美憂は悪くないし恥ずかしいことでもいけないことでもないの。ただみんなより頑張らなくちゃいけないんだ」

 

 

4年生で学習内容にぶつかったとき

「クラスのお勉強難しくて辛いよね。ママはみんなと同じにお勉強できなきゃ駄目なんて言わないよ。できなくてもわからなくてもいいんだよ。でも美憂ができるお勉強はあるよね。それを頑張ればいいんだよ。わからないからと言って頑張らないのはいけないこと!」

 

こんな話を機会ごとに話していました。

 

 

美憂は4年生から自分でダウン症という言葉を使う様になり、

「み~ちゃんダウン症だからできないじゃん~? だから黒板写すお勉強したよ!」

「み~ちゃんダウン症だから算数むずかしいじゃん~? だから黒板見てじ~っとしてたよ!」と言ったりします。

 

親としては複雑な心境だけど、ダウン症だから。。。ということを理由?に美憂の気持ちが

少しでも楽になれたらいいとは思ってます。

 

 

舞台(メイド役) 小学校4年生
舞台(メイド役) 小学校4年生

美憂ちゃん(中学1年生)の作文

『私のこと』

 

私はダウン症です。みんなと同じことができない時がいっぱいあります。

弟の●●よりできない時があります。みんなみたいに走れない。すぐにつかれます。

むずかしいお勉強がわからない。黒板が見えない時もあります。

イスを持って階段をいどうするのがきけんです。早く手が動けないからプリントをくばるのがおそくなる。むずかしい話は早口言葉に聞こえる。

でも、みんなといっしょにいたいです。友だちは優しいです。

友だちとお弁当を食べたり、遊んだり、楽しい話をしたりするのがしあわせです。

うれしい気持ちになります。こまった時は友だちがたすけてくれます。

みんながむずかしいお勉強をしている時に、私は黒板や教科書をノートに書いたりできます。

漢字のテストもがんばっています。英語のアルファベットも覚えました。

体育はきらいだけど、飛び箱の4段が飛べました。友だちに『すごいねー』と言われました。

友だちといっしょにわらいました。

リコーダーは指がまがっていて、届かないです。音がうまく出せません。

でも音楽は楽しくて大好きです。

金スマでえんぎをした時もニュースに出た時も、友だちに『かわいかったね』とか『えんぎじょうずだったね』と言われました。

がんばると、みんなにほめられてうれしいです。お勉強をがんばるとまるが増えます。

まるがいっぱいもうれしいです。うれしいとまたがんばりたいです。

せものびたいです。せがのびたいから早くねたり、せのびをしています。

おばぁちゃんのせをぬかしたいです。

いやな時もあります。病院にたくさん行きます。みんなの前で、うまく発表をできない時があります。

いじめられました。バカって言われました。字がきたないも言われました。

ほっぺたをつねられたり、けられたりしました。とてもいやだった。かなしかった。

でもごめんなさいと言われたからもういいです。

だから、ダウン症でもがんばれば大丈夫です。

ママと私のやくそくは、できなくてもがんばること。すなおになること。

やくそくはまもります。すてきな大人になりたいです。