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≪小3・4月1日≫
有香「紙コップ!」
…母親が紙コップを渡しました
有香「『この紙コップで何を作るの?』って言って!」
母親「この紙コップで何を作るの?」
有香「『コックさん?』って言って」
母親「コックさん?」
有香「いいえ」
母親「…」
有香「『じゃあ何を作るの?』って言って!」
母親「じゃあ、何を作るの?」
有香「私はこの紙コップ(2個)で、ここ(底)に穴を開けて、私、こうしたいの」
母親「あ~双眼鏡」
工作が大好きです。最近、セロテープがとても好きみたいで、家のいたる所にセロテープが貼ってあり、思わず笑ってしまいます。
≪小3・5月1日≫
…朝、慌てて宿題の日記を書きました。
母親「あとは本読みよ」
有香「プリント(算数)は?」
母親「プリントはもういい」
有香「えっ、お友だち皆してるで!」
母親「そりゃしてるでしょ」
…登校前に玄関で
母親「封筒、T先生(担任)に渡してよ」
有香「分りました。承知しました」
母親「えっ…」
有香「承知いたしました!」
現在、国語の時間に勉強している『きつつきの商売』というお話の中に「しょうちしました」というセリフがあります。新しい言葉を上手に会話に取り入れるようになりました。
≪小3・6月3日≫
…英会話から帰宅した時のこと。いつもは駐車場で下車させますが、今日は道で降りました。有香を轢かないように姿を探すと、車の後ろで誘導していました。
有香「オーライ、オーライ」
…そんな言葉を知っているんだなぁ~と思いながら車をバックさせていると、有香が手で『ストップ』の合図をしたので、車を停車させました。
有香「Ok good job!」
…帰宅した父親に向かって
有香「今日はどうだった?」
父親「何が?」
有香「仕事」
父親「もひとつだった」
有香「何で?理由は?」
父親「今日は○○に行って、△△をして…略…」
「今日はどうだった?」は、小学校から下校した有香に対して、母親が毎日言う台詞です。
≪小3・7月4日≫
…小学校でプールがありました。
有香「今日、24グラム泳いだ!」
母親「有香ちゃん、メートルよ!グラムは重さよ!」
連絡帳によると『泳いだ』ではなく『歩いた』のようです。
≪小3・8月7日≫
祖母(母方)「毎年カナダに行けていいね」
有香「そうやね!」
祖母(母方)「お父さんのお陰で、(有香の返事にさえぎられて中断)」
有香「ほんまや!」
有香の父親の返事はとてもゆっくりなので、時々『話を聞いていなかったのかな?』と思います。それに比べて有香の返事はとても速く、スピーディーな会話ができます。相槌も驚くほど早いです。
「お父さんのお陰で○○ができるのよ」と言うと「それは分かっている!」と、言い返してくることもあります。
≪小3・9月7日≫
有香「何でお母さんいちいち怒るの?」
母親「怒ってない」
有香「それが普通なん?私が赤ちゃんの時みたいに『どうしたの?何で涙が出てるの?』って言ってよ!」
母親「赤ちゃんの時そう言った?」
有香「そう」
優しく優しく言われることを望みます。母親は決して怒っていませんが、普通の口調だと有香には冷たく聞こえるようです。
≪小3・10月8日≫
…夜、急に泣き出して言いました。
有香「お父さんとお母さんとお別れや!」
母親「何?」
有香「明石に行く!」
母親「お父さんとお母さんと別れてもいいの?」
有香「お別れは悲しいけれどIRちゃんがいるから…」
母親「明石に行ったら、おうちにブランコがないよ」
有香「自分で買います」
母親「お別れ会は?」
有香「金曜日にしてもらう」
母親「いつ引っ越すの?」
有香「金曜日の5時」
≪小3・11月4日≫
有香「『有香ちゃんて、難しい漢字も書けるなんてすごいね』って言って!」
母親「有香ちゃんて、難しい漢字も書けるなんてすごいね!」
有香「いいえ、私だって難しい漢字が書けるのよ!」
≪小3・12月9日≫
毎日下校後、母親は学校でどんなことがあったかを有香に聞きます。有香の話で一番多いのは、お友達が先生から怒られた話です。周囲のことをよく見ていると思います。
有香「A君が怒られた」
母親「何で?」
有香「…理由の説明…」
有香「B君が怒られた」
母親「何で?」
有香「忘れ物が多い」
有香「C君が怒られた」
母親「何で?」
有香「給食食べるのが遅い」
有香「D君が怒られた」
母親「何で?」
有香「…理由の説明…」
有香「あっ、あとEさんも怒られた」
…Eさんはとてもしっかりしたお嬢さんです。忘れ物をするとは思えないし、怒られる理由が思い当たらないので不思議に思い聞きました。
母親「何で?」
有香「さきさき…。今は勉強の時間です!給食の準備が早すぎます!」
母親「有香ちゃんも怒られるの?」
有香「私は怒られない。先生が好きだから!」
母親「先生はお友達のことを好きだから怒るのよ。良くなってもらいたいから注意をするのよ!」
≪小3・1月3日≫
…有香の祖母は自宅ではベッドで寝ています
有香「おばあちゃん、ベッド買ってあげるよ。だから泊りに来てね」
祖母(父方)「ありがとう」
母親「も一人ばあちゃん(母方の祖母)には何を買ってあげる?」
有香「布団」
足の悪いおばあちゃんにベッドなら、元気なおばあちゃんには布団。思いがけない返答に驚きました。
≪小3・2月3日≫
父親「有香ちゃん豆まきしようか?」
有香「うん。どう言うの?」
母親「鬼はぁ~外。福はぁ~内」
有香「鬼はぁ~外。福はぁ~内」
母親「有香ちゃん、鬼は有香ちゃんの心の中にいるのよ。『勉強をしたくない』っていう有香ちゃんの心の中の鬼を外に出すのよ!」
…和室で剛速球?の豆まきをやりました
母親「有香ちゃん、今日が節分。明日から春よ!」
有香「やった~。明日花が咲く!」
母親「暦の上の春だから、明日急に花は咲きません」
≪小3・3月18日≫
有香「お父さんにやらせたいことがあるからちょっと来て」
母親「お父さんにして欲しいことがあるからちょっと来て」
おかしいと思った時には、正しい言い方を教えます。
≪小3・3月25日≫
有香「ゆかの“ゆ”は雪の“ゆ”。ゆかの“か”はお墓の“か”」
≪小3・3月26日≫
…通帳を紛失した人の話を聞いて
母親「○○さんお金がないんだって。どうしたらいい?」
有香「分からない」
母親「分からないの?」
有香「もちろん分かる!」
母親「どうするの?」
有香「お金を買えばいい!」