カレンダー

数字やカレンダーに興味がでてきたら、ゲーム感覚でカレンダー作りをすると良いと思います。

一般的に数の概念や、昨日・今日・明日・明後日などの理解は難しいと言われています。しかし難しいからと教えなければ分からないままです。
 先日講演会で『発達は積み上げ』と聞きました。毎日少しずつ勉強することで、いつか『あっそうなのか!』と気づく日が訪れると信じます。

用意するもの

曜日のマグネットシート・数字(1~31)のマグネットシート・マグネットがつく物(缶の蓋など)


写真のマグネットシートの厚みは1ミリ弱です。母親は爪でひっかけて簡単につまめますが、有香には難しいようです。厚みのあるデコパネやマグネットに数字を貼るなど、つまみやすい物で作ってあげた方が良いかもしれません。

数字の並べ方が分かりにくい時には、カレンダーを見せてあげると良いと思います。
2008年10月のカレンダーを作った時、有香が「ここは?」と1日の前の数字が置いていない部分を指差しました。母親は9月のカレンダーを見せながら、9月の末の28・29・30がそこにあることを教えました。

何かをやると、疑問がわいてきます。出来るだけ丁寧に答えてあげたいと思います。

 

いろいろなやり方でカレンダー作りをすると良いと思います。違う月のカレンダーを作ると、曜日と日が月によって違うことの確認ができます。

 完成したカレンダーを見ながら簡単なやり取りをすると、確認が出来ます。
  母親「第3週の水曜日は何日?」
  有香「15日」
  母親「そうね。10月の第3水曜は15日ね」

 『1週間は7日』とか『12月の次は1月』なども教えてあげると良いでしょう。

 

1・2・3・4・5・・・30と順番に数えることと、25よりひとつ小さいのが24、ひとつ大きいのが26、と理解することはまったく別問題です。(歌を歌うことと、会話をすることが違うのに等しいかもしれません)

⓪①②③④⑤⑥⑦⑧⑨

⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲

⑳㉑㉒㉓㉔㉕㉖㉗㉘㉙

 

上記のように、数字は1つずつ増えながら(+1)順番に並んでいる…ということを理解することは大切です。
例えば授業中に「25ページを開いてください」と言われても、25ページがどこにあるのか分からなければ、お友達と同じページを探し当てるまで、当てもなくめくり続けなければなりません。
また、エレベーターで15階に行く場合、のボタンがどこにあるのか分からなければボタンを押せません。