最初は手本を見て書くだけよりも、手本を見ながらなぞる方が良いのではないかと思います。
手本を見ながら文字を書くことと、頭で考えた文章を文字に置き換えていくことは、全く違う問題です。健常者には想像もつかないほどの違いがあります。なので、字の練習と日記などを書くことは分けて考える方が良いそうです。文章を考えて書いている時に、文字の注意をしてはいけません。
小学校に入学後、最初の国語の宿題は、毎日手本(ひらがな8文字)を1枚もらい、おけいこ帳の左端に貼り、同じ文章を5行書くというものでした。
簡単な宿題のようですが、これが有香には難しかったので、専門の先生にアドバイスを頂き、段階を踏みながら練習しました。
【サポート】
手本をグレーで5枚コピーする。
手本を左端に貼る。
グレーでコピーした手本を他の5行に貼る。
【有香】
グレーで印刷してある5行をなぞる。
【サポート】
手本をグレーで4枚印刷する。
手本を右から2行目に貼る。
グレーでコピーした手本を右から3~6行目に貼る。
【有香】
右から3~6行目をなぞる。
最後に、右端の1行だけを手本を見て書く。
【サポート】
手本をグレーで3枚コピーする。
手本を左端に貼る。
グレーでコピーした手本を右から2行目・4行目・5行目に貼る。
【有香】
右から2行目・4行目・5行目をなぞる。
右から1行目と3行目は手本を見て書く。
【サポート】
手本を黒で2枚コピーする。
手本を左端と右から2行目・4行目に貼る。
【有香】
右から1行目・3行目・5行目を手本を見て書く。
【サポート】
手本を黒で1枚コピーする。
手本を左端と右から3行目に貼る。
【有香】
右から1行目・2行目・4行目・5行目を手本を見て書く。
これが出来るようになったら、手本を左端にだけ貼って練習します。
各種HPからダウンロードしたプリントを使い
・ひらがなをなぞる練習
・カタカナをなぞる練習
・数字をなぞる練習
・カタカナをひらがなに変換して書く練習
・促音の練習
などに取り組みました。
母親に渡すために一生懸命書いたようです。