受容について


医師のお話

 

障害の受容には4つの過程がある。

 

ショック → 否認 → いかり → 再起・適応

 

『何で自分が障害児の親にならなければならないのか?どうしてうちの子なんだ!』と思っている『いかり』の時期にある人に声をかけても通じない。

この時期の人には周りがケアーをしようと思っても無理。

そして、受容は何度でも迫られる。

入学時・卒業時…などの節目節目でハードルはどんどん高くなる。

 

・・・

 

このお話は、現在9才の娘の母親として、とてもよく理解出来ます。
私自身、出産後の告知よりも、就学問題の方が大変でした。
でも、節目節目でどんどん高くなるハードルに、今まで築き上げてきたものが、あたかも砂の楼閣のように、波にさらわれていくのは嫌です。
大切なのはどんな波風にも崩れない、磐石な土台(受容)。さて、どうやって築いたら良いのでしょうか?

ということはさておき、現在、就学問題で悩んでいる方も多いと思います。
健常児ならば、ただ楽しみなだけの小学校入学なのに、『どうしてこんな思いをしなければならないのか…』と、告知前後の思いが蘇ってくるかと思います。

 

専門家のお話によると、それが普通だそうです。
受容は節目節目で何度でも繰り返すそうです。

(2009年9月)