ボウリング


ダウン症のある子供には、遊びの楽しさを教える必要があります。ボウリングなら、『ピンが倒れることが楽しい』と教える必要があります。
有香がボウリングを楽しめるようになったのは3才10ヶ月の頃でした。
ボウリングで遊ぶ練習を始めてから、ボウリングが楽しい遊びと分かるまでに8ヵ月かかりました。


用意するもの


ボール  ペットボトル10本

このお写真はK大学のI先生から見せて頂いたものです。かわいい動物の中にペットボトルが入っています。ボウリングのピンはペットボトルのままでも良いですが、このように工夫して装飾するともっと楽しくなるでしょう。


遊び方


始めは「い~ち、に~い、さ~ん…」と言いながら、ゆっくりと5本ぐらい並べると良いでしょう。
数の認識がなければ注意をひくために、わざとトン、トン、と音を立てながら並べると良いでしょう。 
ボールを投げるタイミングを理解できるように、並べ終わったら「投げていいよ~」とか「どうぞ~」と言葉をかけてください。
ピンを並べ終わる前に投げようとしたら、「待って~」とか「まだよ~」と声をかけると良いでしょう。

 

≪3才10ヵ月≫

「そ~れ~」とか「いくよ~」と言いながらボールを投げ、とても楽しく遊べるようになりました。

全部倒したら「やった~!」残ったペットボトルがあれば「惜しい!」とか「もう1回!」と声をかけてあげましょう。

タイミングよく「交替しよう~」とか「かわって~」と声をかけて、かわりばんこに遊ぶ練習をすると良いでしょう。

交替してくれない時は「お母さんも投げたいな~」と、気持ちを伝えてみてください。

ボールを手から離せるようになるまでは、手に握ったままのボールや風船でピンを倒しましょう。

また、力がついてきたら、ペットボトルに水を入れ、倒れにくくすると良いでしょう。

 

数字の理解が進んできたら

「〇本倒れた」

「〇本残ってる」

などのように、遊びの中にさりげなく、数字を取り入れていけば良いでしょう。


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