マナーを教える大切さ

≪2013年7月18日≫

電車に乗っていたら、私の前のシートに座った女性二人が、あたかも食堂かのように飲み食いを始めました。

比較的混んでる電車なのに、お二人の隣は空席です。

お二人の話の内容から作業所に通われていることが分かりました。

会話の内容と行動が、公共の乗り物に適しません。けれども、話す技術はごく普通。知的障害が軽いため、マナーを学習する機会が少なかったのかもしれません。

 

また別の日に電車に乗っていたら、私の前に成人のダウン症者が座っていました。

おもむろにペットボトル入りのジュースを取り出し、上下を何度もひっくり返し、よく混ぜてから蓋を開け、蓋についたジュースの雫を前に数回はらいました。

雫が飛ぶのがはっきり見え、隣席の男性がとても驚いていました。

誰かの洋服にかかったら大変です。


有香の通う支援学校では、週に一度、『地域学習』という取り組みがあります。
公共の乗り物を利用し、小グループでいろんな場所に出かけます。
この地域学習が公共交通機関でのマナーを学ぶ大切な時間となっています。
公共のマナーは学童期から身につけないと、大人になってからでは遅いと感じます。


少し話が変わりますが、
・人に必要以上に近づかない → 命の学習(性教育)
・人の持ち物を触らない
ということも、しっかりと教える必要があるそうです。
親には可愛いく思える行動でも、第三者の捉え方は違います。
本人に悪意はなくても、一般社会で異性や幼児につきまとったり、勝手に人の持ち物を触ると、通報されることもあるそうです。


有香には、誰にでも親しげに近寄ってゆく傾向があります。
まあ、女の子なので、通報されるようなことはないと思いますが、最近よく
・「知らない人に近寄ってはいけない」
・「知らない人に名前や星座などを聞いてはいけない」
と、言い聞かせています。