ダウン症児の個々の特性に応じた数の指導

ブログ【どの子も伸びる どの子も伸ばす】 石原忍先生


一番印象に残った部分のみ掲載

 

数だけでなく、文章の意味がイメージ化できないと、演算が成立しない。数そのもののとらえと共に、言葉から演算の意味がとらえられる力を育てることが大切になる。算数的な活動を通して、言語性も豊かに育つのであり、こうした体験が子どもの成長につながっていく。

 

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上記ことは本当にそうだと身にしみて感じています。
例えば、文章題で「ビスケットが10個あります。3個食べました。残りは何個ですか?」ならば、式は10-3=となります。

食べたから減ります。
子どもの頭の中に食べたら減る→引き算とインプットされます。
しかし、同じく文章題で「お父さんはビスケットを3個食べました。私は2個食べました。全部で何個食べましたか?」の場合は、食べたけれど引き算ではなく足し算です。

「おまんじゅうが6個あります」と言われたら絵に描けても、「一箱6個入りのおまんじゅうが2箱あります」は、なかなか絵に描けません。絵に描けなければ6+6=という式も、6×2=という式も作れません。
私たちには理解しがたいですが、このようなことがとても難しいです。
文章題を読んで、内容をイメージ化できなければ式は作れません。演算には、言葉を理解する能力が不可欠です。


式の組み立てが出来るまでの道のり